家にもよりつくハト

ベランダのフン害をなくそう:ハト対策

ベランダにハトの糞を見つけるとがっかりしてしまいますよね。でもそのまま放置してしまうと後々で大変なことになりかねないため、なるべく早く対処することが重要です。

ハトの生態

よくみかけるハトの種類

現在日本でよく見られるハトは2種類います。1つはキジバトという種類で、ヤマバトとも呼ばれ、雑木林などの自然の多い場所に生息しています。

もう1つがドバトという種類で、カワラバトとも呼ばれ、公園など私たちの身近な場所でよく見かけます。人間の生活圏内に生息しています。ワシやタカ、フクロウやカラス、猫などが天敵ですが、カラスや猫以外は滅多に見られないことと、カラスや猫のエサとなるゴミがたくさんあり、わざわざハトを狙うことはあまりないことから、ドバトの天敵はあまりいないと言える状況です。

ハトの生態

ドバトはもともと伝書鳩やレース鳩などで海外から持ち込まれたものが野生化したと言われており、現在では日本全国に生息しています。帰巣本能に優れており、500~1000kmの距離があっても自分の巣に帰ることができます。

本来は崖や洞穴などに巣を作っていましたが、最近では都市の集合住宅や橋脚などの建造物を利用して営巣します。

何が問題なの?

ドバトの鳴き声による騒音被害もありますが、ハトの被害の中でも一番深刻なものは、糞害によるものです。
大量のハトの糞によって美観や清潔感を損ねるばかりでなく、店舗の商品を台無しにしてしまったり、金属を腐食させてしまったりもします。また糞を掃除する手間やコストもかかってしまいます。

最も懸念される被害が糞による健康被害です。ハトは様々な寄生虫や病原菌を保持していて、糞が原因で感染してしまう病気もあります。またアレルギーを誘発したりゴキブリなどの害虫を発生させたりといった問題も深刻です。

自分でできるハト対策:効果があるのは?

ベランダで有効なものは?

マンションなどのベランダで有効なのが、ハトよけネットを設置することです。こうすることで物理的にハトがベランダに侵入するのを防ぐことができます。ただし景観を損ねるという理由でマンションなどの管理組合からNGが出てしまう場合もあります。

そんなときはテグスを手すりよりも上の位置に張ると景観を損ねることなくハトが手すりに止まるのを防ぐことができます。

意外と使える100円グッズ

様々な対策をしても効果がなかったのに、意外と役に立った…というハト対策グッズが、100円ショップで売られているゴム製のへびのおもちゃです。ハトが止まる場所の近くに置いておくと、飛んできたハトが驚いて逃げてしまうことがあるそうです。

ただしハトが本物と間違えるほどのクオリティなので、仕掛けたことをうっかり忘れて悲鳴を上げないようにしましょう。

ハトの追い出し方

初期のハトの追い出し方

日本には鳥獣保護法という法律があるため、いくらハトに迷惑をかけられているとしても、ハトを傷つけたり、殺処分したりするなどといった行為は禁じられています。ですからもしもハトに住み着かれてしまった場合は追い出すという方法をとらなくてはなりません。

ハトはハトの糞がある場所を安全な場所だと認識する習性があるため、ハトの糞をベランダや敷地内に見つけたら速やかに片づけるようにしましょう。その上でハトの嫌がる忌避剤をベランダの手すりやエアコンの室外機周辺を中心にスプレーします。

巣を作られてしまったら

ハトは一度営巣するとその場所に執着し、たとえ巣を撤去しても何度もその場所に営巣しようとします。こうなるとハトは簡単には出て行かなくなってしまいます。

巣を作られてしまったら、できればこうなるより前の早い段階でプロのハト駆除業者にお願いすることも考えてみましょう。また屋根の上など危険な場所が狙われてしまった場合も無理をせずにプロの業者に任せるようにしましょう。

まとめ

ハトの対策方法についてまとめてみました。
ハトの糞は美観を損ねるだけでなく衛生的にも人間に悪影響を及ぼす可能性があります。放置すればするほど解決が難しくなるため、なるべく早めに行動して対処するようにしましょう。

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